おたより    7月号         2019年7月
  日増しに暑い日々が多くなっていますが、皆様ご健勝のことと存じます。
 例年のことですが、この夏の冷房費としまして、一人2000円ずつ、ご負担いただくことになりました。領収印を押しますので、月謝袋に入れて持たせてください。

 中学生は、月謝袋の裏面にありますように、夏休みには、通常の指導に加えて、夏期講習があります。年間の指導スケジュールの一部ですので、全員参加です。不参加の場合は、指導の継続はできなくなります。日頃の学習不足を補う大切な機会ですので、本気で、不得意領域を改善する努力をして下さい。突発的病気以外は欠席しないで済むように、体調管理、家族旅行の日程を調整して下さい。内容の濃い、集中指導ですから、学力にアップに大差がでます。(詳細は別プリント)
講習の日時は、不都合な日時を申告した生徒の希望を出来るだけ入れて、欠席する生徒を最小限にする努力をし、時間をかけて苦労して毎年組んでいます。希望を全部実現できない場合もありますが、一応スケジュールを提出してみて下さい。
 夏休みは日頃の勉強不足を取り戻す貴重なきかんですが、それを無駄にすると取り返しができません。10年後の自分を想像したときに、今努力する事の重要性が理解できる子は、成長が期待できます。
*中学生は、中間テストの成績を返されたら、必ず、問題と解答用紙を一緒に、結果を持たせて下さい。その子の学力、勉強のやり方、家庭学習の時間、やる気、等の診断材料になりますので、点数が良くないとき(病気)等、診断が大切です。次の学校の試験は9月です。出来ないままにして夏休みを過ごすと、症状が悪化して、手遅れになってしまいます。
  勉強時間不足、努力不足で成績が上がらないのは当然ですが、努力しているのに成績が上がらない生徒の場合には、勉強法が下手な場合がほとんどです。夏休みは勉強法を工夫して上手になるチャンスです。色々とアドバイスや指示をしますので、言うことを良く聞いて勉強上手になりましょう。
何を、どう勉強したら良いかは、塾の教室内に具体的に紙に書いて、はってあります。実行していないために、点数が取れない生徒がたくさんいます。

 今月は、全員に共通な、勉強について、考えてみましょう。まず、言えることは、「勉強する子と、勉強しない子の差が、どんどん大きくなっていくということです。

中3(受験生) 生徒達には、何度も言っていることですが、夏休みは受験勉強の「関ヶ原」です。希望の高校に合格できるかどうかの「分け目の戦い」になります。夏休みが終わってすぐの9月始めに、定期試験があります。高校入試の勝敗を分ける「内申点」が、秋の二回の定期テストの点数で決まります。部活に熱心すぎて、このままでは、都立に合格できない低い内申点の生徒もいます。
心を入れ替えて、勉強時間を増やして、真剣に勉強しないと、私立の単願になってしまいます。 学習した内容を忘れてしまう前に、家庭学習で頭に定着するまで復習、即ち、練習の繰り返しをすること。勉強してこなかった子ほど、頭に残す作業に時間がかかりますので、勉強時間が長く必要です。本人がしっかり復習しなければ、こちらの教え方がいくら上手でも、学力が上がりません。
合格したいと本気で努力しなければ、これまでの勉強不足は取り戻せません。
 秋の学習内容は今までより難しいです。気を抜かないでしっかりやる必要があります。万全の準備で内申点を取らせるために、通常の指導日も、夏休み中から秋の戦いの準備を進めます。休むことのないようにしてください。都立高校合格を左右するのは、実は、理社の点数です。英数国で高得点が取れるのは、ずっとまじめに勉強してきた、成績の良い出来る生徒です。普通の生徒が、余分に点数が取れるのは理社です。当塾は、5科目指導ですので、理社で点数を取れる子が多いです。そのためにも、1,2年からの理社、特に地理の資料読解を含む総合問題や、理科の化学反応、電気、力や天気、天体を指導しますので、頭に定着するまで、しっかりやって下さい。

中1,2  今回のテストで思ったほどの点数が取れなかった生徒は、学習内容をきちんと復習して、頭に定着させる試験準備が間に合わなかった結果です。つまり、成績の良くない子は、日頃、勉強不足が原因ですから、真面目に努力している仲間にこれ以上差を付けられないように、しっかりやりましょう。テキストを何度も読み直すこと、塾でやった問題をもう一度やってみることが一番です。

小学生    6年生は、集中力を強化して、作業のスピードを上げる努力をさせます。落ち着いて考える習慣、ミスをしない注意力、自信のある学習態度を強化しましょう。
5年生は、落ち着いて考える習慣が付いていないので、注意が必要です。
 国語の学力強化の出発点は音読です。音読がすらすら上手に出来る子ほど、読解力も付いています。毎日3回、まじめに読む習慣が付けば、中学生になってから英語の音読をするようになって、成績のよい子に成長します。

<入塾者の紹介について>
 当塾は新聞チラシなどで宣伝費を掛けない分、塾生とお母さん方の紹介は重要です。紹介して下さるということは、当塾の教育内容の良さや、熱意を分かってくれて、塾の運営に協力して下さるということですので、入塾お礼や、月謝の割引、中3の講習費の減額等、出来る限りの返礼をしています。
 最近、一部のお母さんが誤解しているようですので、友達が入塾することは、子供さん自身のためにも有益だということを説明しておきます。友達を誘うと人数が増えるので、自分の子供にとってマイナスだと思っている人がいるようですが、当方は、一人一人に目が届かなくなるほど、指導能力がない先生ではありません。先生の目が届いている中で、仲間からの刺激を受けながら、適度な競争をして、やる気を高めることは、その子の能力を伸ばすために非常に重要なことです。張り切る気持ち、達成感、優越感、劣等感、等がその時々湧き出して、健全な成長ができるのです。壁で仕切られた個別の孤立した指導では、楽しいわけはありませんし、何となくやるだけで、成果は乏しく、悪い習慣が付くことが多いようです。個別指導から移ってきた生徒の多くが、勉強に対する姿勢、やる気に問題があって、治療を必要としています。1対1、1対2といった個別指導から移ってきた子は、出来ない子は出来ないレベルでしか見てもらえないので、ひどい状態で入塾して来ます。最初から当方に入塾していれば、しっかり学力が付いて、費用も少なくてすんだのにと思います。仲間がいて、お互いに刺激し合って、楽しく頑張る環境が必要なのです。いっしょに勉強するライバルになる友達がいると、元気も、頑張る張り合いも出て、学力が一層向上しています。
 仲間を誘ってくれることは、塾の運営に協力してくれていることですので、紹介してくれた人には、入塾時の1万円のお礼だけでなく、毎月の月謝の割引(1人に付、毎月ずっと5000円割引)、中3の講習費の減額等で、感謝を示しています。紹介されて、この塾に入って失敗だったと思っている人は一人もいないと思っています。紹介してもらって、この塾に来て良かったと思っている人が大部分のはずです。そう言えるだけ、誠意と、自信を持って、それぞれのお子さんの教育をしています。